光センサーと音・振動センサーの違いは?

インターホンの音に気づけず、宅配便を受け取れなかったり、来客を逃してしまった経験はありませんか。とくに画面付きインターホンは、玄関から離れた場所にいると音が届きにくく、そのまま気づけないことがよくあります。
こうした悩みは、インターホン本体を交換しなくても解決できます。
今お使いのインターホンに後付けするだけで使えるため、マンションのオートロックのように増設できない環境でも有効です。対策には二つあり、画面の光を感知するタイプと呼び出し音や振動を拾うタイプがあります。
QQベルでは、迷われている方にはまず光センサーをおすすめしています。誤動作が少なく、安定して使えるといった声を多くいただいているためです。
この記事では、二つのセンサーの違いと選び方をわかりやすく解説します。
インターホンが聞こえない問題をまとめて知りたい方はこちら(総合ガイド)

まずは仕組みを簡単に理解しよう
画面付きインターホンに後付けして「聞こえない」を解決する方法には、光センサーと音・振動センサーの2種類があります。
光センサー
インターホンの画面が「光った瞬間」を検知して、無線チャイムを鳴らす仕組みです。インターホン側の音を拾わないため、誤動作が少なく安定しています。多くの方にご利用いただいている定番の対策です。

音・振動センサー
インターホンの呼び出し音や振動を検知して通知を送る仕組みです。画面を隠さないため、タッチパネル式のインターホンとも相性が良くなっています。

どちらもインターホン交換は不要で、今の機種をそのまま使える手軽な対策です。ただし、確実性と使いやすさでは光センサーがおすすめです。
光センサー vs 音・振動センサー 比較表
| 比較項目 | 光センサー | 音・振動センサー |
|---|---|---|
| 仕組み | 画面が光ると反応 | 音や振動で反応 |
| 誤動作 | ほぼない(安定)★ | 周囲の音・振動で誤動作あり |
| 画面への影響 | 画面に小さなセンサーを貼る (約2cm×2cm) | 画面を隠さない |
| 電源 | 電池/コンセント | 電池のみ |
| 電池寿命 | 1年/1日10回 | 2ヶ月/1日10回 |
| 設置スペース | 小スペースでOK★ | 約5cm×7cmの平面が必要 |
| タッチパネル操作 | 操作時に反応することがある | 操作しても反応しにくい |
| 総合評価 | ★★★★★ 迷ったらこちら | ★★★☆☆ 画面重視の方向け |
光センサーの特徴とメリット・デメリット
光センサーのメリット
光センサーの最大の強みは、誤動作がほぼない安定した動作です。画面の明るさの変化だけを検知するため、周囲の騒音に左右されません。
道路沿いの家や工場が近い環境でも、確実に来客だけを知らせてくれます。
- 誤動作がほぼない安定した通知:周囲の騒音に左右されず、画面の光だけで判断するため確実です
- 画面付きインターホンならほぼ利用可能:ポータブル型を除けば、メーカーや機種を問わず使えます
- 電池寿命が長い:一般的な使用頻度なら1年以上は電池交換が不要です
- コンセント電源にも対応:電池交換が面倒な方や高齢の方でも安心して使い続けられます
- 設置が簡単:画面に貼るだけで完了、特別なスペースも不要です
「何度も電池を買いに行くのが大変」「誤動作で何度もチャイムが鳴るのは困る」という悩みに、光センサーはしっかり応えてくれます。
光センサーのデメリット
光センサーを使う上で知っておきたいのは、インターホン画面の一部を2cm×2cmほど隠す必要がある点です。訪問者の顔を確認する際、センサーが少し視界に入ります。
- インターホン画面の一部を隠す:約2cm×2cmほどのセンサーを画面に貼る必要があります
- 録画確認や設定操作のたびに反応する:画面が光れば検知するため、操作中にもチャイムが鳴ることがあります。
音・振動センサーの特徴とメリット・デメリット
音・振動センサーのメリット
音・振動センサーの一番のメリットは、画面を隠さず使える点です。インターホン画面全体を見られるため、訪問者の顔や姿をしっかり確認できます。
- 画面を隠さず使える:インターホン画面全体を見られるため、訪問者をしっかり確認できます
- タッチパネル型インターホンとも相性が良い:画面操作の邪魔になりません
- 貼り付け位置の自由度がやや高い:インターホン本体の側面や上部など、音が拾える場所なら設置できます
ただし、これらのメリットは「どうしても画面を隠したくない」という限定的な状況でのみ意味を持ちます。
音・振動センサーのデメリット
音・振動センサーには、光センサーにはない課題がいくつかあります。誤動作のリスクや電池交換の頻度など、日常的な使い勝手では光センサーに劣る点が目立ちます。
- 周囲の大きな音・振動で誤動作が起きる:テレビの音やドアの開閉音に反応することがあります
- 5cm×7cm程度のフラットな設置面が必要:インターホン周辺にスペースがない場合は取り付けが難しくなります
- 電池寿命が短め:2ヶ月に1回程度は電池交換が必要になることもあります
- コンセント電源には対応していない:電池式のみでの運用となります
実際に「音センサーを使っていたけど、誤動作が多くて光センサーに変えた」という声もあります。電池交換の手間も含めて、長く使うなら光センサーのほうが安心です。
迷ったら光センサーを選ぶべき理由
インターホンが聞こえない対策として、光センサーを第一選択肢としてお勧めする理由は明確です。
安定性が違う
誤動作がほぼないため、来客時だけ確実にチャイムが鳴ります。音・振動センサーのように「誰もいないのにチャイムが鳴った」というストレスがありません。
メンテナンスが楽
電池寿命が長く、コンセント電源にも対応しているため、手間がかかりません。高齢の方や電池交換が苦手な方でも安心して使い続けられます。
うるさい場所でも利用できる
騒音の多い環境でも静かな環境でも、安定して動作します。設置スペースもほとんど必要ありません。
どっちを選べばいい?

光センサーがおすすめな人(迷ったらこちら)
以下に当てはまる方は、迷わず光センサーを選んでください。
- 誤動作の少ない安定した運用をしたい方
- 電池交換が面倒・苦手な方
- 確実に気づきたい高齢の方や一人暮らしの方
- 外部の騒音が多い家(道路沿い・工場近く)に住んでいる方
- インターホン操作が少ない家庭
- 長く安心して使いたい方
- 特にこだわりがなく、とにかく確実な対策がほしい方
音・振動センサーがおすすめな人(限定的な用途向け)
以下のすべてに当てはまる方のみ、音・振動センサーを検討してください。
- インターホンの画面を絶対に隠したくない方
- 録画・設定など、操作が非常に多い方
- タッチパネル型インターホンを使っていて、画面全体を頻繁に操作する方
- 室内が常に静かで、誤動作の心配がない環境の方
- 設置スペース(5cm×7cm)が確保でき、電池交換も苦にならない方
ひとつでも当てはまらない項目があれば、光センサーのほうが満足度は高いでしょう。
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まとめ
光センサーも音・振動センサーも、インターホン本体を交換せずに聞こえない悩みを解消できる有効な対策です。
ただし、確実性・使いやすさ・メンテナンスの手間・長期的な満足度を総合的に考えると、光センサーのほうが圧倒的におすすめです。実際に多くの方が光センサーを選び、満足して使い続けています。
「画面を絶対に隠したくない」という明確な理由がある方以外は、まず光センサーから検討してみてください。
インターホンが聞こえなくてお困りの方は、ぜひ光センサーでの対策を第一に考えてみてください。
インターホンが聞こえない問題をまとめて知りたい方はこちら(総合ガイド)





