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過去に販売されていた赤外線ビームセンサーについて(QQベル公式)

QQベル 店長ブログ 過去に販売されていた赤外線ビームセンサー 販売終了のお知らせ

QQベルでは、過去に赤外線ビームセンサーを利用した無線チャイム関連商品を取り扱っていました。現在、これらの製品はすべて廃盤となっており、新規販売は行っていません。

本記事では、過去に販売していた赤外線ビームセンサーの概要と、廃盤に至った理由、そして現在の代替手段について公式情報としてまとめています。

ご不明な点や商品選びに困ったらお気軽にお問い合わせください。知識豊富な専門スタッフが対応いたします。

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目次

赤外線ビームセンサーとは

赤外線ビームセンサーの商品

赤外線ビームセンサーの構成は、センサー本体と反射板です。

ビームセンサーと反射板の監視距離仕様。0.5mから最大5mまで対応可能。センサーは左右どちらに設置しても機能することを示した配置図です。

赤外線ビームセンサーは単体でも利用できます。受信チャイムと組み合わすと無線で離れた場所でお知らせします。

無線チャイムX50 赤外線ビームセンサー QQ-303250の画像

赤外線ビームセンサーの仕組み

赤外線ビームセンサーは、送信機と受信機の間に赤外線のビームを張り、そのビームが遮られた瞬間を検知するセンサーです。

ビームセンサー設置ガイド。壁面と柱の間の有効距離は0.5~5メートル。センサーと反射板を地面から同じ高さに設置し、光軸を合わせる必要があります。
ビームセンサー設置ガイド図。壁面と柱の間の有効距離は0.5~5メートル。センサーと反射板を地面から同じ高さに設置し、光軸を合わせる必要があります。

無線でお知らせ

人や物が通過して赤外線が遮断されると、無線でチャイムやアラームを鳴らす仕組みになっています。

人が通ると鳴るビームセンサーと無線チャイムの利用イメージ。100V電源のセンサーが通過を検知し、無線50m(延長可能)離れた場所へ通知します。店舗の来客チャイムや家庭の防犯対策として、音と光でお知らせする仕組みです。

決まったラインを通過したことを検知したい場合や、特定の位置・高さを超えたことを判断したい用途で使用されていました。

QQベルで過去に販売していた赤外線ビームセンサー

QQベルでは、以下のような赤外線ビームセンサー関連商品を取り扱っていました。

型 番商品名(無線チャイムXシリーズ)特 徴
QQ-30250赤外線ビームセンサーセット標準品
QQ-30249赤外線ビームセンサー単体
QQ-30249b赤外線ビームセンサー&コンセントチャイムコンセント利用に便利
QQ-30249c赤外線ビームセンサー&フラッシュチャイム目立つ光と大音量
QQ-30249d赤外線ビームセンサー&携帯チャイムバイブでお知らせ
QQ-30249e赤外線ビームセンサー&10chチャイム複数センサーに便利

また、赤外線ビームセンサーの仕組みや用途を紹介する専用ページも公開していました。

赤外線ビームセンサーを廃盤とした理由

赤外線ビームセンサーを廃盤とした最大の理由は、太陽光の影響を受けやすく、動作が安定しなかったためです。

特に屋外や半屋外では、直射日光や反射光、時間帯や季節による光量の変化の影響を受けやすく、誤作動や検知不良が発生するケースがありました。

また、設置の難しさも大きな課題でした。
送信機と受信機を正確に向かい合わせて設置する必要があり、わずかなズレでも光軸が外れると反応しなくなることがありました。
設置後も、振動や経年変化によって光軸がずれ、動作が不安定になるケースが確認されています。

さらに、感知できる幅にも制限があり、実用上の検知距離は最大でも約5メートル程度でした。
広い場所や距離がある環境では設置場所が限定され、十分な性能を発揮できない場合がありました。

これらの理由から、安定性と再現性のある運用が難しいと判断し、現在は赤外線ビームセンサーの取り扱いを終了しています。

現在もっとも近い代替商品は人感センサーです

現在、赤外線ビームセンサーの代替としてもっとも近い商品は人感センサーです。検知方式は異なりますが、多くの用途において、より安定した運用が可能です。

人感センサーのメリット

人感センサーには、現在の環境に適した多くのメリットがあります。

  • 電池でもコンセントでも使用できる
  • 設置が簡単で、細かい調整が不要
  • 両サイドに機器を設置する必要がない
  • 比較的低コストで導入できる
  • コンパクトで設置場所を選びにくい

安定性と扱いやすさのバランスが良く、現在の主流となっているセンサーです。

人感センサーを使った代替運用について

赤外線ビームセンサーで行っていた通過検知や侵入検知の多くは、人感センサーで代替できます。

  • 出入口での人の出入り検知
  • 通路や作業エリアへの立ち入り検知
  • 駐車場での車両検知
  • 屋外や半屋外での利用

設置環境に合わせて感知範囲を調整することで、実用的な運用が可能です。

人感センサーの詳細はこちら

赤外線ビームセンサーの代替として使用できる、QQベルの人感センサーについては、以下の商品ページで詳しくご紹介しています。

人や車の動きを検知してお知らせできる人感センサーはこちら

自動車の検知は人感センサーで代用できる場合があります

赤外線ビームセンサーは、車両の通過検知にも利用されていましたが、自動車の検知については人感センサーで代用できるケースも多くあります。

人感センサーは人の動きを検知するセンサーですが、車の移動による大きな動きや熱の変化にも反応します。

そのため、以下のような用途では実用的に使用できます。

  • 駐車場への車の出入り検知
  • 敷地内への車両侵入の検知
  • 車が近づいたことを知らせる通知用途

ただし、車の速度や設置位置、検知距離によって反応に差が出るため、用途に応じた調整が必要です。

赤外線ビームセンサーでできて、人感センサーでは難しいこと

赤外線ビームセンサーには、人感センサーでは代替しにくい用途もあります。

代表的なのが、一定の高さを超えたことを検知する用途です。

例えば、クレーン車や高所作業車が天井や梁に接触するのを防ぐために、決められた高さを超えた瞬間にアラームを鳴らすといった使い方です。

赤外線ビームセンサーは「線」で検知するため、このような高さ制限の判定に向いていました。一方、人感センサーは「面」で反応するため、厳密な高さ判定には向きません。

よくあるご質問

赤外線ビームセンサーは再販されますか?

現在のところ再販予定はありません。

自動車の検知は人感センサーで確実にできますか?

多くのケースで可能ですが、設置条件によって反応に差があります。

まとめ

赤外線ビームセンサーは、特定のラインや高さを検知できるという特徴を持った製品でした。

一方で、太陽光の影響を受けやすく安定性に課題があったため、現在QQベルでは取り扱っていません。

現在同様の用途を検討されている場合は、多くのケースで人感センサーが現実的で扱いやすい選択肢となります。

用途や設置環境についてのご相談も承っておりますので、ご不明な点があればQQベルまでお気軽にお問い合わせください。

ご不明な点や商品選びに困ったらお気軽にお問い合わせください。知識豊富な専門スタッフが対応いたします。

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